*配線と戦う。
今回のプロジェクトのコンセプトとして「シンプルざっくり、だけどよーく見ると、おっ、なるほど」的なそういうデザインを目指してがんばっている訳ですが、下地だらけの現場も後半戦に突入して、徐々に仕上げな部分が見え初めてきましたよ。
今回のオーナーさまは音楽・映像にこだわりのある方。当然AV機器なんかもたくさんあるわけで、そんな中一番すっきりしたいところ、それはやはり配線でしょう。私の友達にも配線マニアというのがいて、いかにスマートにゴシャゴシャする配線をやっつけるか、というのに命を懸けている男がいますが、とにかく配線は見せたくない訳です。
ただ、ココで問題なのが急速に進む電気製品の新しい規格。少し前ではテレビの同軸ケーブル、音声・映像ケーブルぐらいでしたが、今ですとDVI、HDMIやら光ケーブル、さらにはテレビにLANまで繋げるだなんて、少し前まで想像が付かないですよ、実際。
あとは例えばテレビにパソコンを普通のモニター端子で繋げる必要が、なんてあった時には差し込みの口が大きすぎて、もしインペイ配管するには専用の配線やさんにお願いして差込口を通線した後に取り付ける、なんてめんどくさいことをしないときれいに処理できない。
なので!どんな配線でもドンと来いな設えをどうにか考えたかったんです。
で、
テレビ正面右側にハードディスクレコーダーやらのAV機器をまとめて、テレビ両サイドにスピーカー、中央にセンタースピーカー、っていうレイアウトをなるべく配線を見せないようにフローリングの下にケーブル用の溝を作って、左右と中央にパカッと外せるフローリング同材の蓋を作ってみました。
実際できたのがコレ。(コレが左右、中央についています)
これで頭でっかちなモニタ端子だろうが、まだ見ぬよく分からない規格のケーブルだろうが、ドンと来いです。こういうの考えるのって男としてはたまらないものがあります。
ちなみに僕の家は配線だらけですが。。。とほほ