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リノベーションプロジェクト Reno*[リノ]



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2008年9月18日

*うれしいお嫁入り。

信濃町の小さめオフィス「inc.」とても良い方に嫁いでいきました。その嫁ぎ先の方から「お披露目をするのでどうですか?」とお誘いいただいて、ノコノコと参加させていただいてきました。ありがとうございました。

お一人でお使いになられるということで非常にゆったりとした「オフィス」というよりも「アトリエ」に近い形。簡単なギャラリー的なイベントをしたり、と僕たちが想像していた以上の面白い使われ方をしていただけそうです。皆さんにもご紹介できそうなイベントがありましたらこちらでもアナウンスしていきますので、お楽しみに。

それではまずはデスク周りから。

desk.jpg
アンティークなイスとチェストが色合いドンピシャ

続いて小物たち。

komono1.jpg komono2.jpg
センスがキラリ!です

いいですね。アンティークや和のテイストは設計しているときにはそんなにイメージしていませんでしたが、そういう解釈もありかーと、うなってしまいました。
今後こういう方向に振り切ったものも作っていきたいですね。勉強になりました。

最後に楽しい時間をみなさまありがとうございました。

party.jpg
着物な方もいらっしゃって更に和テイストUP

2008年9月 9日

*配線と戦う。

今回のプロジェクトのコンセプトとして「シンプルざっくり、だけどよーく見ると、おっ、なるほど」的なそういうデザインを目指してがんばっている訳ですが、下地だらけの現場も後半戦に突入して、徐々に仕上げな部分が見え初めてきましたよ。

今回のオーナーさまは音楽・映像にこだわりのある方。当然AV機器なんかもたくさんあるわけで、そんな中一番すっきりしたいところ、それはやはり配線でしょう。私の友達にも配線マニアというのがいて、いかにスマートにゴシャゴシャする配線をやっつけるか、というのに命を懸けている男がいますが、とにかく配線は見せたくない訳です。

ただ、ココで問題なのが急速に進む電気製品の新しい規格。少し前ではテレビの同軸ケーブル、音声・映像ケーブルぐらいでしたが、今ですとDVI、HDMIやら光ケーブル、さらにはテレビにLANまで繋げるだなんて、少し前まで想像が付かないですよ、実際。

あとは例えばテレビにパソコンを普通のモニター端子で繋げる必要が、なんてあった時には差し込みの口が大きすぎて、もしインペイ配管するには専用の配線やさんにお願いして差込口を通線した後に取り付ける、なんてめんどくさいことをしないときれいに処理できない。

なので!どんな配線でもドンと来いな設えをどうにか考えたかったんです。

で、

cablecase_sketch.jpg
ケーブルを通す溝


テレビ正面右側にハードディスクレコーダーやらのAV機器をまとめて、テレビ両サイドにスピーカー、中央にセンタースピーカー、っていうレイアウトをなるべく配線を見せないようにフローリングの下にケーブル用の溝を作って、左右と中央にパカッと外せるフローリング同材の蓋を作ってみました。

実際できたのがコレ。(コレが左右、中央についています)

cablecase.JPG
穴からケーブル出します


これで頭でっかちなモニタ端子だろうが、まだ見ぬよく分からない規格のケーブルだろうが、ドンと来いです。こういうの考えるのって男としてはたまらないものがあります。

ちなみに僕の家は配線だらけですが。。。とほほ

2008年9月 3日

*無垢のウォールナットフローリングを。

さて。
ついにお施主さんがこだわりにこだわりぬいた、フローリング。予算の関係もあって幾度となくランクを落とす危険を切り抜けて、ついに貼られているフローリングくん。コレがまたいいんです。大工さんも「オレもこれうちに貼りたいなー」と言わしめる魅惑のウォールナット。ロットによって品質に多少ばらつきがあるのですが、今回のは大当たり。

floor.jpg floor2.jpg
貼ります

無垢はやっぱりいいです。
一枚一枚大工さんが隙間にプラスチックの下敷きみたいなものを挟みながら横からはめ込んでいきます。
これは多少の隙間を空けながら貼らないといけない理由があるのです。
一般的なフローリングは合板でできていますので、伸び縮みがほとんどないので大丈夫なのですが、無垢の場合は乾燥すれば縮むし、湿気があれば膨らみます。そのためビッタリ貼ってしまうと、膨らんだときにフローリング同士が突っ張ってきてデコボコになっちゃうんです。絶妙な隙間じゃないと縮んだときには隙間が目立ちすぎちゃうし、大工さんは大変。いつもいい仕事をありがとうございます。

2008年9月 2日

*ブロックを今度は積みます。

すみません、ちょっと間が空いてしまいましたが、現場は元気に進んでいます。
解体したころは暑さマックスで音やらホコリやらに配慮しなければならず、窓をなるべく閉めての作業、猛暑猛暑な8月上旬、職人さんはビチョビチョで働いてくれていました。
最近漸く涼しくなって更にスピードアップ。
まずは解体終了から。

kaitai.jpg
がらんどうです


それから墨出しして、

sumidashi.jpg
墨出しています


その墨に合わせて間仕切り、キッチンの下のコンクリートブロックを積んでいきます。ですから墨出しはもっとも大切な作業なんです、間違えたらその位置で壁やらできちゃいますからね。ホンモノに図面を描く感じ。
ブロックは赤い糸(水糸っていいます)を頼りに水平確かめながら積んでいきます。

block.jpg
積んでます


ココまで来ると作業はめまぐるしく展開していくのです。あっという間に間仕切りができて、床を貼る前に配管(水やら排水、ガスなど)作業が入って、できる傍から床がどんどんできていきます。

haikan.jpg
オレンジいろのくるくるしてるやつがお湯の配管


部屋っぽくなってきました。